ようこそ!絃楽器のイグチは、東京・代々木にあるマンドリン・ギターの専門店です。

(有) 絃楽器のイグチ

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第1巻 楽器の管理について


ギターやマンドリンは木でできた共鳴体を振動させて音を出す楽器です。楽器がよく乾いていると振動しやすくなるため、音が響きやすくなります。逆に湿気をふくんだ楽器は響かなくなってしまいます。
湿気を含んだままの楽器が極度に乾燥すると木が縮もうとし、割れや反りの原因となります。
楽器は生きています。普段の小さな心がけ一つで、状態が良くも悪くもなるものです。


○ 普段の注意事項
  •  楽器を弾いた後は必ずクロスで本体の汗を拭き取る。
  •  弦を替える時に、指板の汚れを拭き取る。(フレットのサビ、ネック反りを予防)
  •  楽器をケースにしまう時ネックにクロスを巻いて固定する。
  •  糸巻きに時々油をさす。(摩耗・サビ予防)
  •  楽器を長期間弾かない時は弦を緩めておく。
  •  ストーブの近く、車中など、温度の高い所に置かない。(接着ニカワが融ける)

    チェックリスト


    症状
    原因
    金属的な音がする  接点(注1)の不良
    音がこもったり詰まった感じがする  接点(注1)の不良
     ブリッジの高さが不適正
     弦高が低すぎる
    音がびびる(開放弦の場合)  弦高が低すぎる
     接点(注1)の不良
     ネックが反っている
    音がびびる(押さえている場合)  弦高が低すぎる
     フレットが減っている(注2)
    音程が合わない  ネックが反っている
     弦の不良、又は老朽化
     ブリッジの位置が不適正
    ハイポジションが押さえにくい  ネックが反っている
     弦高が高すぎる
     ブリッジの位置が不適正
    弦が切れやすい  接点(注1)にギザギザができ歪んでいる
    糸巻きの不調(堅すぎるなど)  部品の摩耗
     (油をさせば直る場合もある)


    (注1) 接点・・ブリッジ、ナット、糸巻き等と、弦が直接当たっている部分
    (注2) フレットが減っている・・フレットに弦の跡(溝)ができている状態


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