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第42巻 マンドレスト効果

皆様は「マンドレスト」なるものをご存知でしょうか。マンドレストの文字を見ますとマンドはMandolinでレストはRestですね。まあ、マンドリンは良いとして、レストの意味は休む、頼る、支えるという意味があります。それでわかることはマンドレストはマンドリンを弾くための支持具であることがわかります。
どのようにして使うものかといいますと、右足を足台に置いてその右足太ももにマンドレストを置きます。そしてマンドレストの上に楽器を乗せて弾くわけです。足を組んで弾く人はその組んだ右足の上に置きます。正直申しまして、最初は大変な違和感を感じると思います。つまり楽器が安定しないのですね。それでは支持具の役割を果たしていないじゃないかと思われるかもしれません。
では、ちょっと話題を変え、マンドレストを使用する目的からお話してみましょう。マンドレストを使ってみるとわかるのですが、第1に楽器の滑り止めに役立ちます。表面がラバー、裏面がウレタンなので、滑りにくく楽器を安定して保持できます。第2に姿勢の矯正ができます。マンドレストの厚みによりマンドリンの位置が高くなって、よい姿勢のまま右手と弦を平行に構えることが出来ます。第3は右手の開放です。特にE線を弾くときに大きく動かしても右手が足にあたることがありません。
また、これは私なりの考えですが(第2点めに近いのですが)、右手の位置が自分の目線に近づくということが挙げられます。自分の目と右手、特にピックを持つ先端が遠いと非常にコントロールしにくいのですが、これがマンドレストの使用で改善されます。極端にいうと腕を伸ばしたままではトレモロは出来ませんが、これは腕が伸びてしまっているということと、目との距離があるということにより、指先のコントロールが極めてやり辛いからなのです。逆に目と右手の位置が近いと非常に細かい動きが出来るようになります。
もし今まではおへその辺りで楽器を構えて弾いていたという人は、おへそよりちょっと上で構えてみてください。そうすると右手が楽になると思いますが、いかがでしょうか。
ひょっとするとマンドレストを使うと、今まで弾けなかったフレーズが弾けるようになったりするかも???知れませんね。まあ、これも絶対ではありませんが、ピタッとはまる人には大変良い道具なのです。ぜひ一度試してみて下さい。最初は感じた違和感も正しい姿勢での演奏に慣れてくるにつれ、もう手放せない道具になるかもしれません。なおご注文はイグチshop-iページにて承っております。
ということで、本日はちょっぴり商品の宣伝をさせていただきました。


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