60 新歓の危機を乗り越える

ヤバいですね。昨今の騒ぎにより、マンドリン活動の自粛、終わりの見えない危険な状況が続いています。
学生さんにとって新歓活動は年に一度しかありません。こんな状況下でも学生さんは、どうにかして部を存続させたい、一人でも多くの部員を確保したい。そんな気持ちで全力を尽くして頂いている事と思います。
我々が高みの見物しているわけにはいきません。
少しでも学生さんにとって新歓のヒントをお伝えできればと思います。

実際何がヤバいのか、根本を明確に、その状況とこれからの状況を想定して、今やれるべきことをやっていきましょう。先が見えなくても基本的に考えることは同じです。ここを曲げちゃいけません。

基本的には新入生の目線になって物事を考えましょう。
クラブにとっては毎年の行事でも1年生にとっては4年間の生活を大きく左右します。クラブを知ってもらい、興味を持ってもらい、そして入部に至るまでには、大きなステップがあります。
相手の立場に立って物事を考えましょう。想定と現実のギャップ(例えば、新歓ではポップスを演奏しても基本はクラシック曲を練習する事、金銭面で他クラブに比べこれだけ費用が掛かるなど。)が起きないように、良い点だけではなく、悪い点も伝える勇気が必要です。

実際、学校によって活動に規制や制限が出ていると思います。その中で何ができるか、直接合わなくても時間を決めてリモート通話は出来ますので皆さんで策を練りましょう。状況の長期化も見通して春以降(夏、秋)の入部も視野に入れて考えてはいかがでしょうか。
具体的な事例として、入学式や新歓イベントが中止になった。新入生に知ってもらう機会が大幅に減少してしまう。じゃあどうするのか。
SNSで企画作り。Webを活用して新入生に資料を配布。規制緩和時の対応準備など。
規制内容を確認した後、ルールの範囲で出来ることに絞ってください。
例えば、飲食はダメでもイベントはできるのか。少人数なら可能なのか、広い場所ならいいのか。学校側と真剣に向き合って考えていくべきですね。

地域によっても学校によっても状況は違います。
その中で我々はどの位置にいてどのような働きかけができるのか、我々の立ち位置、新入生獲得のための基本的な考え、少し先を見て状況を打破するための考えを多方向から分析してみてください。
自宅にいてもやれることはたくさんあります。クラブの皆さんで策を練ってみてはいかがでしょうか。
(2020-5-1)