59 そうなる前に…

最近物忘れが多くなってきたなあ。
あれ、何を取りに来たんだったかなあ。
この間話してた人の名前なんだったかなあ。

こんな経験、ありませんでしょうか?私は時々あるんですねえ。
日本はこれから超高齢化社会を迎えます。人生100年時代とも言われておりますが、同時に高齢者の病気も大きな問題となるでしょう。と言うか、既になっていると思います。でも、100年生きるんだったらもうちょっと元気でいたいなあ、と思うのが普通かと思います。では、その為にはどうすれば良いのでしょうか。
もちろん、答えは一つではありませんので色んな方法があるかと思います。今回はその中の一つとしてご紹介したいと思います。

私共はマンドリンやギターを扱う楽器店ですが、同時にレッスンやコンサート、セミナーなどの企画もやっております。ご存知の通りこれらの楽器は撥弦楽器と言われ弦を弾いて音を出す楽器です。弦は通常右手で弾きますが、左手は指板を押さえる為に使います。そして、その指板にはフレットが打ち込んであります。従いまして、フレットの間を押さえることでその音程の音を出すことが出来るのです。
この様なフレット楽器と言うものは大変歴史が古く、長い間人類に使われていたものです。国や地域によって様々な形の楽器となってますが、マンドリンやギターもその中の一つと言うわけです。
フレット楽器と言うことで言える事としては、楽器を始めるに当たって間口が広いと言う事です。目で見て押さえる場所がわかると言うのは大変ありがたい事なのです。
ヴァイオリンなどは幼少の頃から始めないとなかなかものにならないと言いますが、マンドリンはそうでもないのです。多少歳をとっても始められる楽器なのです。
まあ、楽器なので音楽をする為に使うものなのですが、ここでは敢えて老化予防とか認知症予防に有効なものとして捉えてまいりたいと思います。
右手、左手を使い、譜面を見る事で同時に頭も使うのがこの楽器なのです。指先という末端を使う事は脳にとっても良い刺激になるとされています。そして、歳をとっていても始め易い楽器なのです。ですから、プロの様に上手にならなくても良いので使う事で自然と予防になるのです。しかも、少しでも曲が弾けたら楽しい、と言う一石二鳥なんです。
あなたも一度試しにやってみませんか?きっと良い経験ができると思いますよ。