4 イタリアについて(2)

さて、今日はその2「イタリアの食事」

イタリアと言えばやっぱりイタ飯。私はイタリアの食べ物は何でも好きです。(まあ、あんまり嫌いな人はいないと思いますけどね。)
イタリアの食事の内容は皆さん色んな本とかテレビとかで良くご存知だと思いますので深くは突っ込みません。でもフィレンツェの屋台で食べたグラッパや、ナポリのサンタルチア港の真ん前でたべたパスタは忘れられませーん。

と言いましても私が行くのはレストラン(リストランテ)ではなくて「トラットリア」または「バール」という安いところばっかりです。近所のおっちゃんやお兄ちゃんが食べに来るような、いわゆる食堂ですな。

ローマに私のお気に入りの食堂がありまして、そこへ毎日通って食べていたら食堂のおやじさんにも顔覚えられてしまうほど。そこのおやじさんもやっぱりいつも歌を歌っていました。
ある日食事をしていたら私の後ろにいたおじさんが、いきなり「上を向いてあるこう」を歌い出したんです。私がビックリして振り向いたらこっちを向いて嬉しそうに笑うんです。そして、いつしか唄にあわせて他のおっちゃんまで歌いだすんですね。で 、もちろん私も一緒に歌っちゃいました。ワインも程よく入っていましたし楽しいのなんの…おかげでとても美味しい食事が出来ました。やっぱり食事は料理の味だけじゃなくて、食べている雰囲気と言うかシチュエーションも大事なんですねえ。

そして、その場の雰囲気も引き立たせてくれ、コミュニケーションをとることができたのは音楽のおかげでした。
皆さんもイタリアへ行かれたら地元の食堂へ入って、何か歌ってみたらどうでしょう。きっと面白い反応がありますよ。