51 コンサートの企画 その2

前回はコンサートの準備段階のお話をさせていただきましたが、今回はコンサート当日のお話をしようかと思います。
コンサート当日ともなるとかなりバタバタと忙しくなりますので、直前の準備からお話しすることにしましょうか。
それでは本番に備えて準備するものを書き出してみましょう。


1 会場の集合時間、会場への入場時間の確認

2 演奏会のプログラム、当日券、アンケート、販売物など

3 有料の場合はチケットのおつり、販売物がある場合のおつり

4 チラシ折込がある場合の折込時間などを決めておく

5 進行表の作成、ステージリハーサルから本番までの時間配分

6 舞台配置図の作成と確認

7 打楽器などが入る場合の手配と搬入時間の確認

8 受付などお手伝いをしていただく方への連絡と時間確認

ざっとこんな感じでしょうか。どうしても忘れてしまうことがあると思いますので、事前にメモに書き出してみると良いと思います。
さて、本番当日の朝になりました。体も気持ちも緊張していると思いますが、まずは落ち着いて行動しましょう。
当日に必要な行動を書いてみましょう。


1 楽屋の配分(パートごとに分ける、賛助出演者の楽屋)

2 ステージの準備、イス、譜面台の配置(事前にスタッフを決めましょう)

3 打楽器、大型楽器の搬入、及び配置

4 受付の準備(チケットもぎり、プログラム配布、贈り物受付、販売物の場所)

5 ステージリハーサルの開始(時間管理が大事です)

6 開場前のステージ最終確認(忘れ物や配置の乱れがないか)

7 会場スタッフとの最終打合せ(お客様の誘導などについて)

8 録音、撮影がある場合は撮影場所、録音位置の確認

いよいよ本番開始です。
開演時間はできるだけ守るのが良いのですが、受付の状況によっては少し遅らせることもその場の判断でしなければいけない場合があります。タイムキーパーを決めて演奏ステージの時間管理ができるようにします。
演奏者のステージへの入退場のタイミングにも気を配りましょう。楽譜係のいる団体などは開演前に楽譜の配置漏れがないか確認が必要です。
コンサート終了後は、すみやかに後片付けをして退館しますが、お客様と面談する場合の場所を決めておく必要があります。(開演前の会場スタッフ打合せで決めておく)
さあ、全てが終了しました。その後は、楽しい打ち上げです。打ち上げ会場への移動がある場合は事前に場所の地図などを配っておくのが良いでしょう。
それでは、お疲れ様でした!!  乾杯!