絃楽器のイグチ 創立20周年記念~夢と希望コンサート~ (2017 8 26) 於 ハクジュホール
絃楽器のイグチでは創立20周年の感謝を込め、2017年8月26日に白寿ホールに於いて
「絃楽器のイグチ創立20周年記念・夢と希望コンサート」を開催いたしました。
ご出演頂きました先生方、ご来聴いただいた皆様、ご来聴が叶わなかった皆様
イグチを支えてくださる皆様に今一度感謝申し上げます。
記念コンサートを映像にて振り返って頂ければ幸いです。(一部演奏動画もございます)
リハーサルでは出演者有志の皆様より、「イグチ社長等身大パネル」を贈呈頂きました!
第一部
√Savaket (鈴木 遙太郎 中崎 智大)
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第二部
Mandolin 柴田 高明 :Mandolin 堀 雅貴
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Mandolin 片岡 道子 :Mandolin 桝川 千明
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Mandolin 児嶋 絢子 :Mandola 井上 泰信
第三部
◆ゲスト マリオネットステージ
湯浅 隆 吉田 剛士指揮 :壺井 一歩
演奏 :出演講師先生方 絃楽器のイグチスタッフ
星々の寄港
港では毎日たくさんの荷が下ろされる。そこではそれらを待っている人々がいて、求める品を手にすれば、みな幸せの面持ちである。
やり取りされるのは物ばかりではない。これまでになかった新しい情報、楽しいあれこれの話、困りごとの相談など、よろずのことが 港では行き交う。そしてまた、新しい荷と人々の話を積んで、それぞれの航海へと出てゆく。
開港20年となるというここでは、洋梨の化け物を半分に切ったような形をした、音を鳴らす道具が主な取り扱い品だ(ついでに宣伝しておくと、この港ではその道具の取り扱い方の講習所も併設しているらしいので興味のある者は問い合わせてみるといい)。
集う人々はなぜか右手を小刻みに震わせながら会話をする。彼らの会話の方法はトレモロと呼ばれており、繊細にも大胆にも表情を変え、意外なほど遠くまで飛んで行く。
そして、20年目の夏のある日、星々が寄港した。一夜限りの、厳かな宴である。彼らは、緩やかな連帯を確認するように、美しく瞬くのであった (壺井 一歩)